0. 何をやりたいかは、いま決めなくていいです
シュノーケリング、スキンダイビング、フリーダイビング。言葉は3つありますが、最初の1か月でやることは同じです。 水面で浮けるようになり、耳を抜いて数メートル潜り、交代で潜って水面から見る。これだけです。 魚と泳ぎたい人も、深く潜りたい人も、ここから始めます。 「自分はどれなんだろう」で止まる時間が、いちばんもったいないです。
1. 最初に決めるのは、講習を受ける店だけです
独学で始めないでください。ここが最大の分かれ道で、いちばん省かれやすいところです。 理由は1つで、息を止めて潜る遊びは、苦しくないまま気を失うことがあるからです。 それを防ぐやり方は講習でしか身につきません。
店の探し方(所要30分)
団体名で選ばなくていいです。迷ったら PADI か SSI です。国内の開催店が多く、日程が合わせやすいからです。 探し方は、地図アプリで「フリーダイビング 講習 + 自分の県名」と打って、通える距離にある店を上から3つ開く。 見るのは日程と金額だけです。プール完結型なら約3.3万円、海洋実習まで含めると5〜6万円台が相場です。それより大きく外れていたら、理由を聞いてください。
冬なら、プールだけで終わる講習があります
海洋実習を春に回し、プールで学科と基礎を終える形です。寒い時期に始めるなら、これを選ぶと止まりません。 申し込みの画面で「プール完結」「海洋実習は別日」と書いてある講習がそれです。
ここで決めること: 店を1つ選んで、申し込む。 団体名ではなく、日程で選んで構いません。
2. 講習までの2週間にやることは、3つです
マスクを1つ買う(約1万円)
買うのはマスクだけです。フィンとウェットスーツは講習でレンタルできます。技術が固まる前に買うと無駄になります。 マスクだけ自前を勧めるのは、顔に合わないマスクは水が入り続けて、それだけで練習にならないからです。 店で顔に当てて、ストラップを付けずに軽く吸って、落ちなければ合っています。通販で最初の1つを買わないでください。
プールで、顔をつけて浮く
泳げなくていいです。やるのは、マスクをつけて顔を水につけ、口で呼吸しながら浮くこと。 市民プールで10分やれば十分です。最初の講習で多くの人が止まるのは、技術ではなく「顔をつけると息が上がる」ところです。 それを陸の上で済ませておく、という意味です。
耳抜きを、陸で試す
鼻をつまんで、口を閉じて、軽く息を鼻に送る。耳の奥で「プチ」と音がすれば、それが耳抜きです。 強く吹かないでください。痛いほど吹くのは間違いです。 陸で音がしない人も講習で直ります。ただ、3mで耳が痛くなる人の大半は、この動作が初めてなだけです。
ここで決めること: マスクを1つ、店で顔に当ててから買う。 残りの2つは、できなくても講習に行って構いません。
3. 講習のあと、最初の海を1回決めます
講習を終えたら、海に1回行ってください。そこで「続けるかどうか」が決まります。決め方は3つの順番です。
季節で決める
本州の海は、水温が20℃を超える月が年に6か月しかありません。おおむね夏から秋です。沖縄は12か月すべて20℃以上です。水温は気温より遅れて動くので、9月の海はまだ暖かく、5月の海はまだ冷たいです。 初めての海を、寒い時期にしないでください。寒いと、怖いときと同じ気持ちになります。
場所で決める
最初の海は、講習を受けた店の練習会か、その店が使っている海がいちばんです。知っている人がいて、入る場所と上がる場所が決まっているからです。 自分で場所を探すなら、47都道府県の海のデータで、県ごとの浜と水温を見てください。
誰と行くかで決める
ひとりで行かない。これだけです。同じ講習を受けた人か、店の練習会か、経験のある友人か。 海に入る前に守ることは、3つだけにまとめてあります。一度だけ読んでおいてください。
ここで決めること: 最初の海を、講習を受けた店の練習会にする。 自分で探すのは2回目からで十分です。
つまずく場所は、3つしかありません
耳が痛い
3mで耳が痛いのは、耳抜きの動作を水の中でやるのが初めてなだけです。 痛んだら、その潜水はやめて上がる。次は浅いところで、潜る前に抜いてから下りる。それで大半の人は抜けます。
怖い
怖さの中身はたいてい2つで、「息が続くか」と「何かいるか」です。息は、講習で学ぶとおり、苦しくなる前に上がれば続きます。 何かいるかは、人の入る海に危ない生物はほとんどいません。刺されるのはクラゲで、ウェットスーツか長そでで防げます。
続ける場所がない
講習のあとに止まる人の大半は、技術ではなく「通う場所」がなくて止まります。 講習を受けた店の練習会に、1回だけ行ってみてください。続けるかどうかは、その1回で分かります。
次の一歩
今週やることは、1つです。
通える距離の講習を1つ見つけて、申し込んでください。 団体名は見なくていいです。日程で選んでください。
それが済んだら、マスクを店で顔に当てて買う。その2つで、最初の海までの準備は終わりです。
もっと詳しく知りたくなったら
道を歩き始めてから、必要になったときに開いてください。先に読む必要はありません。