このサイトの記事には、ところどころに「安全上の注意」が付いています。全部覚える必要はありません。 海に入る前に守ることは、次の3つだけです。この3つで、素潜りの死亡事故のほとんどは防げます。
① ひとりが潜り、ひとりが水面で見る
交代で潜ります。同時には潜りません。水面に上がってきた人からも、30秒ほど目を離さないでください。 息を止めて意識を失うとき、本人には直前まで自覚がありません。だから「見ている人」が要ります。 浴槽でもプールでも海でも、水の中で息を止める練習をひとりでしないのは、この理由からです。
陸の上で座って息を止めるぶんには、苦しくなれば自然に呼吸が戻るので、ひとりでも構いません (息こらえタイマーはそのために陸用に作ってあります)。
② 痛んだら、その潜水はやめる
耳が痛いのに我慢して潜っても、得るものはありません。鼓膜を傷めると、その日ではなく数か月を失います。 抜けなければ浮上して、もう一度浅いところからやり直してください。寒くて震えが来たときも同じで、 震える前に上がると決めておくほうが、判断が鈍ってから考えるより確実です。
③ 潜る前に、息を荒くしない
潜る直前に速く深い呼吸を繰り返すと、苦しさの合図が消えて、意識を失う前触れまで消えます。 長く止められた気がするのは、体が騙されているだけです。潜る前は、落ち着いた普通の呼吸で十分です。
理由をもっと知りたいとき
- 息を止める練習で、人はなぜ死ぬのか — ①と③の仕組み
- 見ている人が、何秒で何をするか — ①を手順に落としたもの
- 3mで耳が痛くなるのはなぜか — ②の仕組みと、そのとき何をするか
- 海上保安庁の事故統計を数えた — どんな形の事故が多いのか
この3つを守っていれば、海はずっと楽しい場所です。怖がる必要はありません。 最初の一歩は海で泳げるようになるまでの道にまとめてあります。
このページは情報提供であり、講習の代わりにはなりません。実技は資格を持つ指導者のもとで身につけてください。