「御蔵島のドルフィンスイムに行きたいけれど、初めてでもいきなり行けますか」

この記事は、そう調べている方に向けて書きました。答えから言います。東京の3社は、初めての人に事前のスクールかプール練習会を「必ず」と書いています。経験者は不要、未経験者は必須、という線です。

理由は海です。観光協会は「全く足がつかず、流れの速い外海に船から入る」と書いています。浜から入る練習はできません。

持ち帰りは3つです。

  1. 初めてなら、プール練習を1回入れてください。 9,900円・1時間から。会場は市川・横浜・小金井などです
  2. 練習で体に入れるのは3つ。 マスクとスノーケルで呼吸する、フィンで進む、頭から潜って戻る
  3. 器材は島で借りられます。 セットで1日3,000円程度。ウエイトは船に無料であります

3社が「必ず」と書いています

東京発の3社が、初めての人についてどう書いているかを原文で並べます。

会社 原文
東京ダイビングセンター 初めてスノーケリングを行う方には、必ず事前にドルフィンスイムスクールをご受講いただきます
TRUE NORTH 足のつかない海でのシュノーケリング、スキンダイビング経験の無い方は必ずスクールへご参加下さい
サニーブルー ご経験のない方や、不安のある方は必ず事前のプール練習会にご参加くださいね
御蔵島のドルフィンスイムの前に練習が要るかを会社別に並べた図。東京ダイビングセンター・TRUE NORTH・サニーブルーは未経験者に「必ず」、DS-BASEは練習会を用意、観光協会は「経験はあるにこした事はない」。
図: 各社の公開ページ(2026年8月22日時点)から BLUE BREATH が整理。

3社とも、条件は「経験の有無」です。足のつかない海で泳いだことがあれば、練習は要りません。なければ、必ず、です。

DS-BASEは「プール練習会」を持っていますが、御蔵島ツアーの参加条件としての必須の記載は見つけられませんでした。観光協会のよくある質問は「必ずしも経験が無いといけない訳ではありませんが、あるにこした事はないです」と書いています。

理由は海です

観光協会が、海について書いていることを並べます。

  • 「泳がれる場合、全く足がつかず、流れの速い外海に船から入ることになります」
  • 「御蔵島周辺海域でのイルカウォッチングは外洋で行うため、かなりの体力を要します」
  • 島には砂浜も海水浴場もなく、泳げるのは桟橋奥のスロープ付近の水深3〜5m。「スロープは海藻で非常に滑りやすく」

つまり、イルカが来る海に、浜から慣らして入る手順がありません。船から飛び込み、潜り、ハシゴを自力で登ります。初めての動きを、イルカの前でやることになります。だから各社は「先にプールで」と言います。

練習で体に入れるのは3つです

東京ダイビングセンターのスクールは「約1時間、マスク・スノーケル・フィンの使い方、フィンキックの仕方、水中への潜り方などの練習をします」。この3つが、御蔵島で要る動きのすべてです。

  1. マスクとスノーケルで、顔を水につけたまま呼吸する
  2. フィンで、手を使わずに進む
  3. 頭から潜って、水面に戻る

耳抜きは3つ目に含まれます。できなくても水面からイルカは見えます。潜れると、一緒に泳ぐ時間が変わります。耳抜きの練習は家でどこまでできる?に、陸でやれる分を書いています。

練習の料金と会場

公式サイトに料金があるものを並べます。いずれも2026年8月22日時点です。

会社・コース 料金 会場 時間
東京ダイビングセンター スノーケリングスクール(初級) 講習5,500円+プール使用料4,400円 市川マリンセンター(千葉県市川市) 約1時間
東京ダイビングセンター ドルフィンスイムスクール(中級) 講習6,600円+プール使用料4,400円 同上 記載なし
TRUE NORTH スキンダイビングスクール 海コース 19,800円 神奈川エリアか伊豆半島(水深3〜10m) 記載なし
サニーブルー プール練習会 3,500円〜 横浜国際プール・小金井プール ほか 記載なし
DS-BASE プール練習会 6,050〜13,200円(会場・講習の有無で) 東京アクアティクスセンター・横浜国際プール ほか 記載なし
御蔵島前の練習の料金を会社別に並べた横棒グラフ。サニーブルー3,500円〜、DS-BASE6,050円〜、東京ダイビングセンター9,900円、TRUE NORTH海コース19,800円。
図: 各社の公式サイトの料金(2026年8月22日時点・税込)から BLUE BREATH が作図。

いちばん安いのはサニーブルーのプール練習会です。器材は「先着順にてレンタル代無料サービス中」と書いています。海で練習したいならTRUE NORTHの海コースです。「ドルフィンスイム前の最終練習にもオススメ」と案内されています。

当日の器材は、島でも借りられます

器材を買ってから行く必要はありません。

  • 御蔵島観光協会: 「料金は、スーツ、シュノーケル、マスク、フィンのセットで1日3000円程度です」
  • DS-BASE: 「ウェイト及びウエイトベルトは、現地ボート上に無料レンタルがあります」
  • TRUE NORTH(ツアー): マスク・スノーケル・フィン・ブーツ 2日間各750円+税、ウェットスーツ 2日間4,000円+税

ウェットスーツは、浮くためにも要ります。御蔵島の水温は6〜10月が22〜28℃で、厚みの目安は別の記事に書きました。

この記事で確認できなかったこと

  • DS-BASEの御蔵島ツアーで、未経験者に練習会が必須かどうかの明記
  • TRUE NORTHのプール単独の練習会の料金(スクールのページは海コースとプールコースで、練習会としての単独ページは見つけられませんでした)
  • 観光協会の器材レンタルの実施主体(宿か船か)

次の一歩

行く会社を決めたら、その会社の練習会かスクールを1回、先に予約してください。足のつかない海の経験があるなら、伝えれば不要と言われます。

練習の日に、頭から潜って戻る動きが一度できれば、御蔵島で見える景色が変わります。御蔵島の行き方と料金何泊が安全かを合わせて、日程を組んでください。