「御蔵島って、どうやって行くんですか。いくらかかりますか」

イルカと泳ぎたいと思った人が、最初に調べて止まるところです。この記事は、初めて御蔵島に渡る人に向けて書きました。空港はなく、船は夜に出て、料金表は船会社と宿と船長に分かれています。

答えから言います。船は竹芝22時30分発の1便だけ、2等で往復27,720円。島で払う現金は4万円強。1泊2日でおよそ7万円です。 この記事は、公式の運賃と、発行人が実際に払った額だけで組みました。

行き方は、船か、ヘリか

御蔵島に行く方法は2つです。

船。 東海汽船の大型客船(橘丸)が毎日1便、竹芝を22時30分に出ます。三宅島に翌朝5時、御蔵島に6時着。帰りは御蔵島を12時40分に出て、三宅島を経由して竹芝に19時50分に着きます。船で寝て、朝に島に降りる形です。

ヘリコプター。 東邦航空の「東京愛らんどシャトル」が、三宅島と八丈島から御蔵島に飛んでいます。船が御蔵島に着かなかったときの、もう1本の道です。三宅島までは調布飛行場から新中央航空の飛行機があります。

手段 区間 大人片道
船(2等) 東京〜御蔵島 13,860円
船(特2等) 東京〜御蔵島 20,790円
船(1等/特1等/特等) 東京〜御蔵島 27,720円/33,260円/38,820円
ヘリ 三宅島〜御蔵島 5,870円(小人4,110円)
ヘリ 八丈島〜御蔵島 12,820円(小人8,980円)
飛行機 調布〜三宅島 20,100円(往復36,600円)

運賃は調整金込みの額です

船の運賃は「消費税、燃料油価格変動調整金を含みます」と運賃表にあります。原油価格で上下する調整金が、すでに入った額です。

船は3日に1日、着きません

御蔵島の港は外洋に面していて、波が高いと着岸できません。着かなければ船はそのまま八丈島へ行きます。観光協会が公開している運航記録を13年分数えると、ドルフィンスイムの期間(3〜11月)でも着岸率は67.4%でした。月ごとの数字と、何泊取れば安全かは御蔵島ドルフィンスイムは何泊が安全かに書いています。

だからヘリの運賃を知っておく意味があります。どうしてもその日に入りたい人は、八丈島まで船で行ってヘリに乗り換えます。12,820円を足すと、その日に上陸できる確率が上がります。

予約は宿が先、船が後です

御蔵島観光協会の「初めての御蔵島」に、順番がはっきり書いてあります。

島の宿泊施設は少なく飛び込みのお客様をお泊めできる余裕がありません、島内でのキャンプ(テント泊)も禁止されています。宿の収容数に限りがあり、また航路の安定しない島のため、日帰りできません。 — 御蔵島観光協会「初めての御蔵島」

宿を取ってから船です。観光協会のよくある質問にも「必ず、宿の予約を済ませてからいらして下さい」とあります。民宿に泊まるなら、宿かイルカ船の人が港まで迎えに来てくれます。港から宿のある里までは徒歩10分ほどです。

船の予約は、インターネットなら乗船の2か月前同日0時から、電話なら2か月前同日からです。往復で申し込むと、復路は3日後の便まで一緒に取れます。2等のキャンセル料は、29日前から出港時刻までなら500円です。帰りが欠航したときに日程を動かしやすい等級です。

島で払う現金は4万円強です

ここが、公式の料金表にない部分です。観光協会の「海へ」のページにはイルカウォッチング船の乗船時間(2時間程度)とルールは書いてありますが、料金表はありません。

発行人が実際に払った額を書きます。宿が1泊およそ1万円、ドルフィンスイムが1回およそ1万円です。1泊2日で3回出ると、島で払うのは4万円強でした。島はほとんど現金です。宿と船の代金はカードが使えません。

船の往復運賃(2等27,720円・特2等41,580円)、ヘリの片道運賃(三宅島から5,870円・八丈島から12,820円)、島で払う現金(4万円強)を横棒で並べた図。
図: 東海汽船・東邦航空の公式運賃(2026年8月)と、発行人の実払いから BLUE BREATH が作図。
1泊2日・2等・スイム3回
船 往復 27,720円
宿 1泊2食 約10,000円
ドルフィンスイム 3回 約30,000円
合計 約68,000円

等級とヘリで上下します

これは安いほうで組んだ額です。特2等にすると船が41,580円になり、合計はおよそ8万円です。ヘリを使う日は、さらに5,870〜12,820円が乗ります。

島のルール

イルカウォッチングには、観光協会が定めた自主ルールがあります。イルカに触らない、触ろうとしない、餌を与えない、小さい子どもを連れた群れにこちらから近づかない、フラッシュを使わない、自撮り棒は水中に持ち込まない、という決まりです。船長は全員、東京都認定のガイド資格を持っています。初めての人の1日の流れは初めての御蔵島ドルフィンスイムに書きました。

この記事で確認できなかったこと

  • ドルフィンスイム1回の公式料金(観光協会のページに料金表がなく、発行人の実払いで代えています)
  • ヘリコプターの予約開始日と所要時間(運賃表のページに記載がありませんでした)
  • 船が御蔵島に着かなかったときの運賃の扱い(運送約款の該当条文を確認できませんでした)

次の一歩

御蔵島に行くなら、順番はこうです。

  1. 宿に電話してください。 宿が取れてから船です。同じ電話でドルフィンスイムも申し込めます
  2. 船は2等で、往復で取ってください。 往復27,720円、キャンセル料は500円です
  3. 現金を5万円持ってください。 宿とスイム3回で4万円強、予備を足した額です

船が着く確率で何泊にするかを決めるなら、何泊が安全かに月ごとの数字があります。海域ごとの水温や全国の練習拠点はデータページにまとめています。

本記事は東海汽船・東邦航空・新中央航空・御蔵島観光協会の2026年8月22日時点の公開情報と、発行人の渡航実績に基づく情報提供です。運賃・時刻・ルールは変わることがあります。予約前に必ず公式情報をご確認ください。