「ドルフィンスイムに資格は要りますか。何を着ればいいですか」
この記事は、初めてドルフィンスイムに申し込む予定で、資格と服装が分からず迷っている方に向けて書いています。答えから言います。資格や免許は要りません。ウェットスーツはレンタルで足ります。分かれるのは手袋で、野生の海では使わず、飼育施設は標準装備でした。
持ち帰りは3つです。
- 資格は不要です。 求められるのは泳力と、体調の自己申告です
- 服装はレンタルで足ります。 ウェットスーツは1日1,000〜3,000円程度です
- 手袋は場所で分かれます。 触らない海では使わず、飼育施設は用意します
資格は要りません、要るのは泳力です
御蔵島観光協会の自主ルールに、資格の記載はありません。求められているのは、こう書かれた申告です。
現在お薬を服用中の方や、過去に呼吸器系・循環器系・神経系・内分泌系・消化器系の手術を受けたことがある方、妊娠中の方、初めて参加される方や泳ぎに自信のない方は、ご自身を守るためにもあらかじめ船長やスタッフに申告しておきましょう。 — 御蔵島観光協会「海へ」
つまり線を引くのはダイビングの資格でなく、船長への自己申告です。断られる前提の質問ではなく、船上で見るだけにするか判断するための材料です。
利島は事業者で年齢が分かれます
利島には2つの事業者を確認しました。三和丸はスキンダイビング(素潜り=器材を使わない潜り方)を18歳以上に限っています。寺田屋は泳ぐプログラム自体を中学生以上としています。小学生以下は、泳ぎの経験が十分な保護者が同伴すれば例外的に参加できるとしています。
同じ島でも、事業者ごとに線が違います。年齢の下限は資格でなく、船を出す会社の判断です。
服装はレンタルで足ります
御蔵島観光協会のFAQには、こうあります。
スーツ、シュノーケル、マスク、フィンのセットで1日3000円程度です。 — 御蔵島観光協会「よくある質問」
利島の寺田屋は、ウェットスーツ(3mmフルスーツ)を1着1,000円、ボートコートは無料でレンタルしています。義務ではなく、冷えを防ぎたい人向けの選択肢です。
飼育イルカと泳ぐ施設は、条件が違います。ドルフィンファンタジー石垣島は「フィン・マスク・シュノーケル・グローブ・ライフジャケットを装着します」としています。ウェットスーツも含め、一式を無料で貸します。太地のドルフィン・ベェイスは「泳ぐことが出来なくてもご参加可能」としています。子どもにはウェットスーツのレンタルが前提です。
| 場所 | 服装の指定 | 資格 | 泳力・初心者条件 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|
| 御蔵島(野生) | ウェットスーツ等レンタルあり、義務ではない | 不要 | 泳力必要、不安なら要申告 | 御蔵島観光協会 |
| 利島・寺田屋(野生) | ウェットスーツ3mmレンタルあり | 不要 | 中学生以上、保護者同伴で例外あり | 寺田屋 |
| 利島・三和丸(野生) | ウォッチングはライフジャケット明記 | 不要 | スキンダイビングは18歳以上 | 三和丸 |
| 小笠原・能登島(野生) | 公式ページに記載を確認できず | 記載なし | 事業者に要確認 | 各協会・協議会 |
| 石垣島・ドルフィンファンタジー(飼育) | ウェットスーツ・グローブ等を貸与 | 不要 | 4歳から、泳げなくても可 | 施設公式 |
| 太地・ドルフィン・ベェイス(飼育) | 子はウェットスーツレンタル前提 | 不要 | 泳げなくても参加可 | 施設公式 |
手袋は場所で分かれます
御蔵島観光協会の自主ルールは「イルカに触らない」の1点で、手袋そのものの可否には触れていません。触れない前提なら、手袋は要りません。
一方、飼育施設のドルフィンファンタジー石垣島は、グローブを標準装備として貸し出しています。触れ合うことを前提にした施設と、触れない野生の海とで、同じ「イルカと泳ぐ」でも装備が違うということです。
小笠原と能登島は、事業者に聞く必要があります
小笠原ホエールウォッチング協会と能登島観光協会の公式ページを確認しました。船が群れに近づく隻数や、水中へのエントリー回数のルールはあります。ただし参加者の服装や資格についての記載は見当たりませんでした。
行き先を決めたら、その場所の自主ルールとは別に、申し込む会社の参加条件を直接読んでください。行き先の一覧はこちらにまとめました。
この記事で確認できなかったこと
- 小笠原・能登島の各事業者ページにある、服装や資格についての個別の記載
- 御蔵島観光協会が手袋そのものを禁止しているかどうかの明文
次の一歩
資格を取ってから申し込む必要はありません。まず利島か御蔵島の事業者に、自分の泳力と持病の有無を正直に伝えてください。ウェットスーツは当日レンタルで足ります。潜る前の共通の注意は安全の原則にまとめています。
