「ロングフィン(フリーダイビング用の、ブレードの長いフィン)を買ったばかりです。玄関の壁に立てかけて置いているのですが、それで大丈夫でしょうか」
この記事は、ロングフィンを買ったばかりで、洗い方や保管の仕方に迷っている方に向けて書いています。
答えから言います。使用後は真水ですすぎ、直射日光や高温を避けて完全に乾かしてください。乾いたら、ブレードを曲げずに水平置きするか専用のラックに縦掛けしてください。 壁に立てかけて、ブレードの先端を床に押し付ける置き方は避けてください。Molchanovs(モルチャノフス、フリーダイビング器材メーカー)が、公式ブログでそう案内しています。
持ち帰りは3つです。
- 洗う→乾かす→曲げずに置くが基本です。 CressiとMolchanovsの公式マニュアルが共通して示す手順です
- 壁への立てかけと、直射日光・車内での放置は避けてください。 ブレードの変形や素材の劣化につながります
- 改造と輸送中の破損は、保証の対象外です。 Cressiは改造で保証が失効すると明記しています。Molchanovsは、航空会社を含む輸送破損を保証から除外しています
選ぶ段階の話は、別の記事にあります
これから最初の1本を選ぶ段階の方は、ロングフィンの選び方を先に読んでください。ここでは、すでに持っているフィンをどう洗い、どう保管するかに絞って説明します。
洗って乾かすところまでは、どのメーカーも同じです
使用後は真水ですすいでください。海水・塩素・薬品にさらされた後は、特に念入りにすすいでください。CressiとMolchanovsの公式マニュアルが、共通してそう案内しています。すすいだら、直射日光を避けた風通しのいい場所で完全に乾かしてください。生乾きのままバッグに入れると、カビや劣化の原因になります。Molchanovsはそう説明しています。
置き方は「曲げない」がルールです
乾いたら、ブレードを曲げない置き方を選んでください。水平な場所に平置きするか、専用のフィンラックに縦掛けするのがMolchanovsの案内です。Cressiも、保管中にフィンを圧迫したり変形させたりしないことを明記しています。ブレードとフットポケットを分けて保管できるかどうかは、公式の記述が見つかりませんでした。
メーカーで禁止はどこが揃うか
Cressi・Molchanovs・Alchemyの公式情報を、工程ごとに並べました。「確認できず」は、各社の公式ページ・PDFで見つけられなかった項目です。
| 工程 | Cressi | Molchanovs | Alchemy |
|---|---|---|---|
| 洗う | 使用後に真水(塩水・塩素の後は特に念入りに) | 毎回、真水で徹底的にすすぐ | すすぐ |
| 乾かす | 確認できず | 完全に乾かしてからバッグに入れる | 確認できず |
| 置き方 | 冷暗所。圧迫・変形させない | 水平置き、または専用ラックに縦掛け | 地面に直接置かず吊るす |
| 日光・高温 | 長時間の直射日光・高温を避ける | 直射日光・車内などの高温を避ける | 確認できず |
| 改造 | 改造で保証失効 | 確認できず | 確認できず |
| 輸送・保証 | 確認できず | 2年保証。航空会社を含む輸送破損は対象外 | 5年保証(原文未確認) |
空欄の「確認できず」は、禁止されているという意味ではありません。今回調べた範囲で、公式資料に見つけられなかったという意味です。お手持ちのフィンの取扱説明書も、あわせて確認してください。
壁に立てかけるのは、なぜだめなのか
よくある置き方が、玄関やベランダの壁にブレードを立てかけ、先端を床に押し付ける方法です。Molchanovsは公式ブログで、この置き方を避けるよう案内しています。理由は、ブレードが変形するためです。ロングフィンはブレードのしなりで進む道具なので、形が変わると性能に響きます。
機内に持ち込むなら、確認するのは1つです
ロングフィンは長さがあるため、機内持ち込みのサイズ制限にかかる場合があります。具体的なサイズやダイビング用品の特例は、この記事では書きません。航空会社側の公式ページの原文を、確認できていないためです。預け入れ・機内持ち込みのサイズと扱いは、利用する航空会社の公式ページで確認してください。Molchanovsの保証は、誤用や扱いの不備を対象外としています。航空会社を含む、輸送中の破損も対象外です。壊れた場合の補償は期待せず、緩衝材で保護するなど自分で対策してください。荷造り全体の基本はスキンダイビングの持ち物にまとめています。
この記事で確認できなかったこと
- GULL・Mares・TUSA・C4・Leaderfinsの公式ケア・保証ページの原文
- 航空会社の機内持ち込み・預け入れサイズに関する公式規定の原文
- ブレードとフットポケットを分けて保管できるかどうかの公式記述
次の一歩
- 使用後は真水ですすぎ、完全に乾いてから収納してください。 生乾きのままバッグに入れないでください
- 壁への立てかけと、直射日光・車内での放置をやめてください。 水平置きか専用ラックへの縦掛けに変えてください
- 飛行機で運ぶ前に、利用する航空会社の公式ページでサイズ規定を確認してください。 輸送中の破損はMolchanovsの保証対象外です
器材全体の揃え方はフリーダイビングの器材にまとめています。潜る前の共通の注意は安全の原則を確認してください。
冷暗所に保管し、保管中にフィンが圧迫されたり変形したりしないようにして、最適な形状とパフォーマンスを維持してください。 — Cressi「Fins - All Models User Manual」日本語版 p.20
本記事は2026年8月23日時点で公開されているメーカー公式情報に基づく情報提供です。モデルや年式によって仕様が異なる場合があるため、正確な手入れ方法はお使いのフィンの取扱説明書、またはメーカーの窓口でご確認ください。
